食中毒
(食事中の方は読まないで)
確か小学校一年生とかだった
母はスポーツをしていて週末は練習試合や大会に出場していたのでよく付き添い、終わるまで体育館裏で遊んだりしていた
その日も大会だったが、子供達は家でお留守番
家にいてもつまらないので自転車に乗り母がいる体育館へ向かう事にした
4〜5キロ離れた場所で子供の私には距離の感覚も無く「行った事ある場所だから行けるか」位の気持ちで水分やお金も持たず、もちろん携帯電話も無い
坂道ばかりで遠く暑かった、車でしか行った事がない場所だったのでよく迷子にならなかったと思う
炎天下の中、母を求めやってきた私に母やチームメイトはジュースやお菓子をくれ、帰りは車の後部座席に自転車を乗せ帰宅した
疲れた母は帰宅し仮眠
夕方私ときょうだいはお腹が空いたのでリビングを見るとおにぎりがあった
母のチームメイトが「シソで握ったので傷んでないしどう?」と帰りにくれたものだった
そのおにぎりをきょうだいとお腹いっぱい食べた
夜就寝していて寝返りと共に嘔吐した
すると周りはバタバタしていた、先にきょうだいが嘔吐して父が付き添い、母は洗った布団を干していた
もう忙しかった。上からリバース、下からも。なのでトイレに座り下から、足元に新聞紙を敷き上から。でないと上下同時進行なので間に合わない
きょうだいの方は喉が渇いていたらしく水分を取ってはリバースを繰り返し号泣していた
次第に吐く物も無くなり黄色くて苦い胃液しか出てこなくなったが、これが明け方まで続いた
朝にはぐったりし床で洗面器抱え寝ていた記憶しかない
あのおにぎりが原因
私はそれ以来「シソ」が嫌いになり成人するまで口にしなかったし、今でも食品の管理に人一倍気をつけ子育てしている
しかし子供の下痢は即脱水に繋がる。私もそうだがきょうだいはオムツも取れない月齢だったので、水分補給が出来てないのを確認したなら救急外来、もしくは救急車で医療受診して欲しかった
お腹を壊した位どうって事ないと思ったのだろうか
私ならまず朝握ったおにぎりをもらっても捨てるし、子供の手が届くテーブルの上に置きっぱなしにしない
もちろん病院受診させる
翌日も子供達を受診させなかった親は実に危機管理能力が欠けている
もしかしてその反面教師で私は心配症になったのだろうか